介護疲れのチェック‐ストレスが限界になる前にできることも解説‐
介護は終わりが見えにくく、見通しが立たないなかで日々奮闘している方も多いと思います。
「介護がある生活から逃げ出したい」
「介護疲れでおかしくなってしまいそう」
このように辛いと感じる方も多いのではないでしょうか。
「まだ大丈夫」と頑張り続けた結果、ご自身の心身を崩してしまう方も中にはいらっしゃいます。
そのような事態を防ぐため、この記事ではストレスのチェックシートを記載しました。
記事後半では、介護疲れが限界だと感じた際の対処法も記載していますので、参考にしていただければ幸いです。
介護疲れで倒れてしまう前に、ストレスの状況をきちんと把握し、早めに対処していきましょう。
この記事の監修者
笑って介護 代表 氏原 大貴
理学療法士など5つの資格・認定を習得。業界を10年以上を経験し、「のぞみ整体院」を6店舗運営。
「通い続ける整体院」ではなく、根本改善を目的とした施術が評判となり、年間1万人以上が来院。「もっと自宅で動けるようになりたい」という脳卒中後遺症の方、高齢者の方の声がきっかけとなり、「笑って介護訪問リハビリマッサージ」サービスを開始。利用者の方からは多くの喜びの声が寄せられている。
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介護疲れのチェックをしてみましょう
まずは介護疲れのチェックをしてみましょう。
チェックに使うシートは、心療内科でも使用されるPHRF-SCL(SF)というチェックシートです。
このチェックシートは、健常者の日常生活でのストレス反応の現れ方を精神面と身体面から見ることができるシートとなっています。
該当する項目が多いほど、ストレスを抱えている状態です。
Ⅰ 不安・不確実感
- 何か仕事をするときは自信をもってできない
- 何かするときうまくいかないのでないかと不安になる
- 物事を積極的にこなせない
- 何かをきめるときは迷って決定できない
- 環境の変化をのりきって仕事を進めていけるか不安になる
- 職務の重さに圧力を感じる
Ⅱ 疲労・身体反応
- 体がだるくなかなか疲れがとれない
- 肩がこったり首すじが張ることがある
- 背中や腰が痛くなることがある
- 目が疲れやすい
- なにかするとすぐ疲れる
- 頭がスッキリしない
Ⅲ 自律神経症状
- 急に息が苦しくなる
- 動悸が気になる
- 胸が痛くなることがある
- めまいを感じることがある
- 好きなものでも食べる気がしない
- 寝つきが悪くなかなか眠れない
Ⅳ うつ気分・不完全感
- 人を信じられないことがある
- どこでも気心が合わない人がいて困ることがある
- 私の努力を不当に評価してくれる人が欲しいと思う
- ちょっとのことで腹がたったりいらいらすることがある
- 不機嫌になることがある 将来に希望を持てないことがある
チェック項目が多いほど、ストレスを抱えている可能性があります。
また、介護している家族の状態が以前と比べると悪くなっており、知らず知らずのうちに介護の負担が増大している可能性もあります。
一度かかりつけの医師やケアマネージャーに早めに相談をしてみましょう。
介護ストレスが限界だと感じたら
介護を頑張っていても、ストレスが限界にきてしまうこともあるでしょう。
そんな時は、一人で悩まず、専門の医療機関で患者さんの状態を医師に相談したり、ケアマネージャーに相談して、サービスの調整を行ったりしてもらいましょう。
医師に相談し、患者さんの入院を検討する
以下のような場合は、患者さんの体が変化し、入院が必要な状態になっているかもしれません。
介護よりも適切な治療が必要な場合もあるため、かかりつけの医師に相談してみましょう。
- 以前に比べて動けなくなってきた
- 痛みが強くなってきて介護が更に必要になってきた
- 認知症の症状が強くなってきて、目が離せない
自宅での介護の状況も説明しつつ、どのようなことで困っているのか具体的に説明することで、医師も状況を理解しやすくなります。
場合によっては、入院が必要なこともあるかもしれません。
例えば、腰が痛くて動けない場合、いつの間にか背骨を骨折していたり、足に力が入らなくなったと思ったら、脳梗塞を発症していたり、などという事例もあります。
ケアマネージャーに相談する
少しでも介護の手間が少なくなるように、ケアマネージャーに相談してみるのも良いでしょう。
介護度にもよりますが、施設への入所も検討できるかもしれません。
施設に入所することにならなくても、介護保険サービスの種類を増やしたり、利用する頻度を増やしたりして、介護者の負担を減らしていくことを検討してみましょう。
介護ストレスと上手に付き合うための考え方
介護生活をしていると、ストレスはどうしても溜まってしまいます。
少しでもストレスを溜め込まないように、考え方を知っておくことも良い方法です。
ここでは、ストレスと上手に付き合うための考え方を3つ紹介します。
完璧を目指さない
真面目な方ほど、完璧に介護をしようと頑張ってしまう傾向があります。
完璧な介護をずっと続けることは、大変で苦しいものです。
完璧にできない部分があったとしても、「そんなこともある」と、自分を許してあげることで気持ちが少し楽になります。
ずっと完璧な状態を維持できる人は、なかなかいません。
完璧な介護でなくても、大丈夫です。あなたの頑張りは、患者さんに伝わっています。
他の家庭と比べない
自宅での介護の特性上、他の家庭の状況が見えないので、介護で大変な思いをしているのは自分だけなのではないかと思うこともあるでしょう。
しかし、世の中にはさまざまな家庭があり、介護で奮闘しているご家庭も多くあります。
「なぜ自分の家族だけこんなに手が掛かるのだろう」
「辛い思いをしているのは私だけかも」
このように考える方は、非常に多いです。
各ご家庭、さまざまな事情、病態で介護が必要になっています。それぞれの病態や状態は個人差が大きいので、一概に比較はできません。
目の前の介護に集中しつつ、適度に息抜きをして、ストレスのたまらない介護をしていきましょう。
一人ではないことを知る
自宅で介護をしていると、孤独を感じることもあると思います。
しかし、担当のケアマネージャーやヘルパー、訪問で来てくれる看護師やリハビリスタッフ、かかりつけの医師など、相談できる専門家はさまざまな職種がいるものです。
あまり口には出さないかもしれませんが、実は関わっている職種の皆さんが、介護者や患者さんのことを心配しています。
「電話するのが申し訳ない」
「介護者の不満をぶつけてもいいのだろうか」
このように思われる方もいると思いますが、あなたの不安な気持ちやストレスのことも考えて、サービスを考えてくれるはずです。
思い切って専門職に相談してみましょう。
介護疲れ、サポートいたします 千葉県松戸市「笑って介護」へ
- 介護の話を親身になって聞いてくれる場所がない
- ケアマネさんもリハビリスタッフさんも忙しくて相談しにくい
- 介護の疲れで自分自身を心身ともに疲れてしまっている
- 訪問サービスを利用しているが「できる」ことが一向に増えていかない
- 長い間マッサージを利用しているが痛み減る感じがしない
- 年齢のせい、病気のせいにされて「もう寝たきりを待つしかないのか・・」と諦めている
お悩みの方はぜひ千葉県松戸市「笑って介護」へ一度ご相談ください。
笑って介護は、介護者サポートと訪問リハビリマッサージの2つの活動を軸としています。
リハビリマッサージで「できる!」を確実に増やし、利用者様だけでなく介護者のココロとカラダも守るサービスです。
笑って介護では施術スタッフでだけでなく相談員も在籍しております。
相談員が定期的にご家族に介護負担の相談に乗ったり、リハビリの進捗状況などの報告をしています。
また、訪問リハビリマッサージでは以下の事をお約束します。
- 国家資格を持った正確な技術であなたの痛みを緩和します。
- ただマッサージをするだけでなく、痛みや痺れの原因も追求していきます。
- なぜ痛みが出ているのか?が明確になります。
- 歩く練習だけでなく、動き方のコツを伝えるリハビリを提供します。
- 介護を頑張っている家族を尊重して、カラダのケアもお伝えします。
不安や悩みがあればぜひ一緒に解決していきたいと思っておりますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。
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