介護認定の調査とは?判断基準74項目やコツをチェック

介護保険を利用するために、避けては通れないのが介護認定調査です。

“調査”と聞くと、隅々まで情報を聞かれる取調べのようなイメージがあり、身構えてしまう方も多いのではないでしょうか。

この記事では、介護保険認定調査の74項目や、どのような流れで調査が行われるのか詳しく解説していきます。

この記事を読むことで、介護認定調査の全容がわかり、適切に介護認定調査を乗り切れるようになるでしょう。

この記事の監修者

笑って介護 代表 氏原 大貴

氏原代表

理学療法士など5つの資格・認定を習得。業界を10年以上を経験し、「のぞみ整体院」を6店舗運営。

「通い続ける整体院」ではなく、根本改善を目的とした施術が評判となり、年間1万人以上が来院。「もっと自宅で動けるようになりたい」という脳卒中後遺症の方、高齢者の方の声がきっかけとなり、「笑って介護訪問リハビリマッサージ」サービスを開始。利用者の方からは多くの喜びの声が寄せられている。

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目次

介護認定調査項目の判断基準

女性スタッフに介護を受ける高齢女性

はじめに、介護認定調査項目について解説します。

介護保険認定調査項目は74項目に分けられており、それぞれの項目に関して、調査員から質問を受け、一つ一つ状態を判定していきます。

調査をされる質問項目は、以下の通りです。

1 身体機能・起居動作2 生活機能3 認知機能
1-1 麻痺(5項目)2-1 移乗3-1 意思の伝達
1-2 拘縮 (4項目)2-2 移動3-2 毎日の目標を理解
1-3 寝返り2-3 えん下3-3 生年月日をいう
1-4 起き上がり2-4 食事摂取3-4 短期記憶
1-5 座位保持2-5 排尿3-5 自分の名前をいう
1-6 両足での立位2-6 排便3-6 今の季節を理解
1-7 歩行2-7 口腔清潔3-7 場所の理解
1-8 立ち上がり2-8 洗顔3-8 排便
1-9 片足での立位2-9 整髪3-9 外出して戻れない
1-10 洗身2-10 上衣の着脱 
1-11 つめ切り2-11 ズボン等の着脱 
1-12 視力2-12 外出頻度 
1-13 聴力  
4 精神・行動障害5 社会生活への適応6 その他
4-1 被害的5-1 薬の内服特別な医療について (12項目)
4-2 作話5-2 金銭の管理 
4-3 感情が不安定5-3 日常の意思決定 
4-4 昼夜逆転5-4 集団の不適応 
4-5 同じ話をする5-5 買い物 
4-6 大声を出す5-6 簡単な調理 
4-7 介護に抵抗  
4-8 落ち着きなし  
4-9 一人で出たがる  
4-10 収集癖  
4-11 物や衣類を壊す  
4-12 ひどい物忘れ  
4-13 独り言・独り笑い  
4-14 自分勝手に行動する  
4-15 話がまとまらない  

参考:厚生労働省 認定調査票(概況調査)

調査員が調査をするのは、ここに示した74項目です。

しかし、身体の状態が、必要となる介護の量に比例するとは限りません。

例えば、

  • 寝たきりの方で入浴に全面的に介助が必要な場合
  • 入浴が自分でできる程度の能力があるにも関わらず、認知症のため入浴ができない場合

このように、身体の状態だけを判断するのではなく、実際の生活でどの程度の介助が必要になるのかを判断します。

参考:厚生労働省 認定調査項目の判断基準

調査に来るのは介護認定調査員

手元のバインダーに書き込む様子

介護認定の調査を行うのは、介護認定調査員です。

介護認定は、一次判定と二次判定の二つの判定を経て認定されます。

介護認定調査は、介護認定の対象となっている方のご自宅や入院先の病院を訪れ、この一次判定に使われる74項目の情報を収集するのです。

介護認定調査のコツ

リハビリで手すりにつかまっている様子

介護認定調査では、体の状態や生活の状態を正確に評価してもらうことが必要です。

ここでは、介護認定調査のコツについて解説します。

体の状態を正確に伝える

介護認定調査員とはいえ、対象者にとっては来客です。

自分をよく見せようとしてしまい、普段以上に元気に見せてしまったり、できないこともできると言ってしまったりする場合があります。

手伝いが必要なことは正確に伝え、普段以上の生活能力があると誤解されないことが重要です。

家族が調査に立ち会うようにする

対象者本人だけでは、正確に現状を伝えられない場合があります。

家族の目線でもどれほど介護が必要なのか、調査員に対してお話をできれば、より正確な情報になります。

対象者が言葉に問題があったり、認知症があったりする場合は、家族の立ち会いが必須と言えるでしょう。

普段の状況や過去の出来事に関しても伝える

調査の時に、たまたま問題がなくても、過去に問題になっていたことや、調査時に伝え忘れてしまったことも出てくるはずです。

数週間〜数ヶ月程度、どのようなことに介護を要したか、どのようなサポートが必要だったのかなど、メモを取っておきましょう。

調査時に伝えられると、介護の状況や病状などを正確に伝えることができます。

対象者のことを一番よく知っている医師に意見書を書いてもらう

介護認定を決める時に、主治医の意見書という書類も必要です。

意見書は医師が作成しますが、患者さんのことをしっかりと把握できていない医師が書いてしまうと、内容が薄くなることもあります。

しっかりと状況を把握してくれている医師が主治医意見書を作成することにより、状況が正確に伝わり、適切な介護度の判定につながります。

どのようなことを聞かれるのか、事前に調べておく

介護認定調査票の質問項目は、公開されています。

それらの項目を元に、どのようなことが質問されるのかを把握し、質問に対して伝える内容を考えておくと、現在の状態が正確に伝わります。

介護認定調査は何年ごとに行われるのか

介護認定に関する書類

介護認定には更新期限があります。

初回は6ヶ月で更新、その後は12ヶ月で更新となります。

中には、更新期限まで時間があるにも関わらず、怪我や病気で状態が大きく変わる方もいるでしょう。

そのような場合は、上記期間にかかわらず、区分変更申請ができます。

早めに申請を行い、適切な介護度の判定をしてもらいましょう。

区分変更申請をした場合には、初回の介護認定のプロセスと同様に、再度、現在の状態を調査しに来てくれます。

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